【ＷＨＯ・テドロス事務局長が拠出を要請】「われわれは今年、約８７００万人の命を救うべく人道支援を行うことを目指している　 そのためには総額１５億ドルの支援が必要だ」

[ジュネーブ　１５日　ロイター] – 世界保健機関（ＷＨＯ）は１５日、ウクライナ、パレスチナ自治区ガザ、アフガニスタンなど全世界で人道危機に巻き込まれている何百万人もの人々の医療ニーズに対応するために必要だとして、１５億ドルの資金拠出を呼び掛けた。

テドロス事務局長は「われわれは今年、約８７００万人の命を救うべく人道支援を行うことを目指している。そのためには総額１５億ドルの支援が必要で、
この資金をできるだけ早く、できるだけ柔軟に調達する必要がある」と訴えた。

テドロス氏によると、今年はイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ占領地、ウクライナ、ハイチ、スーダンなど各地で推定１億６６００万人が医療支援を必要としている。

緊急医療支援を最も必要としているのはガザ地区で、紛争の推移次第で向こう３─６カ月に２億１９００万ドルが必要だという。

https://jp.reuters.com/world/ukraine/NK5DZHJDANMVJJ5BWUEPRW7PNY-2024-01-16/