女性1人を殺害した罪で死刑判決を受けたスミス死刑囚は、窒素ガスを使う死刑は残酷で異常な刑罰だと主張。刑の執行期日を目前に、連邦最高裁に2度、連邦控訴裁にも1度、執行の差し止めを求めたが、いずれも退けられた。
米NPO「死刑情報センター」は、高重度窒素ガスによる死刑執行は世界で初めてだとしている。
窒素吸入による死刑に対しては、死刑囚が激しくけいれんしたり、死に至らずに植物状態になったりするなど、さまざまな悲惨な事態を引き起こす恐れがあると一部の医療専門家らが非難してきた。
国連の人権高等弁務官も先週、国際人権法が禁止する拷問やその他の残虐で非人道的な処遇、または尊厳を傷つける処遇に当たる可能性があるとし、処刑を停止するよう求めていた。
アラバマ州のスティーヴ・マーシャル司法長官は、スミス死刑囚の死刑執行後、「正義は果たされた」とする声明を出した。また、窒素吸入による死刑は「効果的で人道的な死刑執行方法」であることが証明されたと主張し、活動家やメディアの「悲惨な予測」は正しくなかったとした。
アラバマ州アトモアのホルマン矯正施設(刑務所)であった死刑執行には、メディア関係者5人が立ち会った。
その人々によると、スミス死刑囚は執行直前、「アラバマは今夜、人間性を一歩後退させる」、「私を支えてくれてありがとう。みなさんを愛している」と話したという。
着用されたマスクに窒素ガスが流されると、スミス死刑囚はほほ笑み、立ち会っていた家族に向かってうなずいた。そして、「アイ・ラブ・ユー」のサインを送ったという。
それからの2~4分間、スミス死刑囚は身をよじらせた。呼吸が荒い状態が約5分間続き、死に至ったという。酸素なしで窒素のみを吸うと、体内で細胞が壊れ、やがて死亡する。
アラバマ州の矯正当局トップのジョン・ハム氏は、スミス死刑囚の体が揺れたのは不随意運動だったと思われると話した。
被害者の息子チャールズ・セネット・ジュニアさんは、スミス死刑囚への同情はほとんど感じないと、現地メディアWAAY-TVに話した。
「彼はあんなふうに苦しむ必要はない、と言う人もいるだろう」
「でも彼はお母さんに、どう苦しむかと聞いたりしなかったじゃないか。あいつらはただやった。母さんを刺した。何回も」
スミス死刑囚は、伝道師の妻だったエリザベス・セネットさん(45)を殺害したとして、1989年に有罪判決を受けた2人のうちの1人。判決によると、1000ドルの報酬でセネットさんを暖炉の道具で刺し、殴打して殺した。その後、家宅侵入と強盗があったように見せかけた。
セネットさんの夫は多額の借金を抱え、保険金目当てに殺害を計画した。捜査が自らに迫ると自殺した。
スミス死刑囚と共に有罪とされたジョン・フォレスト・パーカー死刑囚は、2010年に死刑が執行された。(抜粋)
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引用元: ・【国際】世界初、米で窒素死刑執行…女性惨殺の鬼畜男「窒素死刑は残酷で異常だ!」と差し止め主張
犯罪者引渡し条約で死刑が障害になってるって話あるけど、
アメリカとはどうしてるんだろ。
被害者の息子の言い分はもっともだ
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