2024年2月1日 18時39分
1月に改選された台湾の議会・立法院の新しい会期が2月1日に始まり、議長にあたる院長に最大野党・国民党の韓国瑜氏が選ばれました。法案や予算案を審議する立法院を野党が主導することになり、5月に就任する与党・民進党の頼清徳次期総統は難しい政権運営を強いられそうです。
台湾では1月13日、総統選挙と同時に立法院の選挙も行われ、113人の国会議員にあたる立法委員が選ばれました。
新しい会期の初日の1日、議長にあたる院長の選出が行われ、51議席をもつ与党・民進党から游錫コン※氏、52議席をもつ最大野党・国民党から韓国瑜氏、8議席をもつ野党第2党・民衆党から黄珊珊氏の3人が立候補しました。
1回目の投票では3人とも当選に必要な57票を得られなかったため、1位の韓氏と2位の游氏による決選投票が行われ、韓氏が54票を獲得して院長に選ばれました。
游氏は51票で、民衆党は韓氏と游氏のいずれにも投票しませんでした。
韓氏は66歳。
高雄市長在任中の2019年、中国の習近平国家主席が「一国二制度」での台湾統一を掲げる中、香港にある中国政府の出先機関を訪問して物議を醸しました。
市長に在職したまま、2020年の総統選挙に国民党から立候補しましたが、「中国に融和的」と見られて民進党の現職の蔡英文氏に敗れました。
その後、高雄市長をリコール=解職請求され、住民投票の結果失職したものの、1月の立法委員選挙では党の比例代表の名簿1位で当選しました。
副院長には、国民党の江啓臣氏が選ばれました。
法案や予算案を審議する立法院を国民党が主導することになり、5月に就任する民進党の頼清徳次期総統は難しい政権運営を強いられそうです。
※コンは「方」を横に2つ並べ、その下に「土」。
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引用元: ・台湾 立法院長に最大野党 国民党の韓国瑜氏 選出 | NHK [少考さん★]
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