2階部分が落ちてきて、生き埋めとなった巽さんは、携帯電話のカメラで約38秒の映像を撮影していた。
生き埋めになった巽通敏さん「立っていられなくて、しゃがみ込んだら天井が落ちてきたみたいで…。気がついたら(周りが)真っ暗で、何も見えない状況だった」
左胸あたりが押さえつけられ、身動きが取れない中、スマートフォンで撮影したのが38秒間の映像。
周りをがれきに囲まれ、どこにいるかもわからない。
巽さんは、地震発生からおよそ15時間後に救出された。
長年、地元のケーブルテレビの制作に携わっている巽さん。
生き埋めの中で映像を撮影した理由を巽さんは、「自分も撮った記憶ないけど、真っ暗な状況だし、何が何だかわからないし…。職業病かもわからないけど『記録しておかないと』と思って…。大津波警報の放送は聞こえたんですよ。でもどうすることもできないし、『ああ、これはもう溺死かな』って思って、そのくらいですかね。(意識は)すぐ失ったかわからないですけど…」と話す。
地震発生時、巽さんがいた自宅の1階部分が、2階部分に押しつぶされてしまっている。
巽さんは、がれきの中から、スマホで兄の好弘さんに電話する。
2日午前1時半ごろ、避難場所で連絡を受けた好弘さんは、即現場へ。
兄・好弘さん「(弟の)声がしたんですよ、『ここやー』って」
明かりのない中での救助は危険と判断し、やむを得ず避難場所へ戻り、夜明けとともに再び駆けつけ、近所の人と巽さんを助け出した。
生き埋めになった巽通敏さん「何よりも、助けてくれてありがとうですよね」
引用元: ・【能登地震】「何がどうなったの…」 生き埋めになった男性が撮影した映像…「大津波警報が聞こえて、このまま溺死するのかと」
半月経ってようやく津波犠牲者がいた事実が報道されるとは
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