中国のSNSウェイボーの検索ワードに「ピアノの売り上げが急降下」という記事がトレンドに上がりました。
また、中国のソーシャルメディアでは多くの動画がシェアされ、北京市、広州市、深セン市などの公共図書館が失業者の避難所となっているようです。
ここでは、無料のエアコン、お湯、充電器の利用ができるため、「仕事に行ったふり」をする「ホワイトカラー」の失業者にとって都合のよい場所となっています。
中国全体の経済が減速する中、何百万人もの中国の中産階級の人々が節約を強いられています。
1月16日、「ピアノの売り上げが急降下」というトピックがウェイボーのトレンドになりました。
「一夜にして、中産階級がピアノを捨てた」と題された記事では、昨年半数のピアノ工場が閉鎖され、以前は5、6万元(約100万円~120万円前後)で買えたピアノが今年は5000元(約10万円)で売っても誰も買ってくれないと指摘されています。記事を書いた記者は2022年以降、中産階級以下の消費の低下が、経済の低迷の重要な原因であると考えています。
元中国資産運用会社の最高コンプライアンス責任者・梁少華弁護士
「中産階級は、過去何十年もの間、いわゆる改革開放の時期において主に不動産を通じて富を蓄積してきました。経済の急成長に伴い、家計や個人の収入も大幅に増加しました。しかし、最近の経済危機により、収入源が減少し、中間層の収入も下がっています。さらに、長年にわたって蓄積された財産である不動産の価値が大きく下落し、取引の流動性も失われています。これらの要因が中間層の現在の困難な状況を作り出しています」
高級車市場も低迷し、中国メディアによれば、中国の高級車ブランドは前例のない危機に直面していると報じられています。2023年上半期の全国自動車販売店の経営状況は、調査では3分の1の販売店が赤字になっています。
台湾の総合経済学者、呉嘉隆氏
「深セン市、広州市から上海市、北京市まで、これらの一線都市(大都市)の雇用状況は厳しく、高級品の購入、高速鉄道の使用、旅行、ワインや茅台酒の販売など、これらのデータを見ればすぐにわかりますが、全体的な消費は深刻に縮小しています」
中国のセルフメディア「爆角追蹤」は15日、記事を公開し、現在の中国は、高級車、高級腕時計、高度教育プログラムなどの高級消費市場は、2023年に崩壊したことを明らかにしました。
記事によれば、2023年には不動産市場や株式市場が大幅に下落し、様々な業種で給与削減と人員削減が行われ、中産階級の住宅価値が大幅に下落し、富の幻想は打ち砕かれ、収入は激減し、消費への信頼も大きく冷え込んだと指摘しています。
呉嘉隆氏
「現在、中国で外資の撤退が見られ、多くの雇用機会がなくなり、中産階級の没落と呼ばれる現象が生じています。この没落は産業構造の再編や雇用機会の海外移転に起因しています。新しい雇用機会が生まれず、古い仕事場から転職することができません。重要なのは雇用機会の喪失ではなく、新しい雇用機会の不足にあるのです」
梁少華弁護士
「中国から米国への移住者数が急激に増加しており、中国の経済がどれほど悪化しているか、社会環境がどれほど厳しいかがわかります。移住者の中には、以前は下層階級と見られる人々や仕事のない人々が大量に含まれていました。しかし、現在では大学の教授、弁護士、役員などの中産階級の人々などが『海外逃亡』を企てており、これは非常に恐ろしい状況です」
景気が悪化し、中国は全面的な人員削減時代に入りました。ネットユーザーは多くの失業者が家族に自分がリストラされたことを知られることを恐れ、毎朝鞄を背負って仕事に行くふりをしているが、実際に向かっているのは、会社ではなく図書館だと暴露しました。
台湾の総合経済学者の呉嘉隆氏は、企業だけでなく公務員も解雇される可能性があると述べ、地方政府も財政的な圧力に直面していると語っています。
?嘉隆氏
「景気後退の時、皆将来お金がなくなり、病院にもいけないことを心配して、衣食の費用を縮小し、節約に努め、万が一のために貯蓄を始めています。
これは景気後退時にのみ見られる現象です。今、中国でも見られており、GDP成長率が5.2%だと言っても、彼ら自身ですら信じていないでしょう」
ホント国が傾くぜ。
バブルが弾けるどころか爆弾が破裂するほどの騒ぎになるだろうな
ピラミッドでも建てたら良いかも
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