ロシアが高度な電子戦システムを開発し、ウクライナの前線に配備する。ウクライナはそれを大砲や爆弾、ドローン(無人機)で攻撃し、すぐに失わせる──。
危ういことだが、これはロシアがウクライナで拡大した戦争で新たな慣例になりつつある。
先週、それが再び繰り返された。
ロシア軍の非常に新しく、非常に貴重なRB-109Aブィリーナ電子戦指揮統制システムを、ウクライナのドローンチーム「シャドー」が探し出し、爆破した。
ブィリーナは、5台のトラックに積載された一式の高度な受信機で、敵のレーダーや無線機を見つけ出して位置を特定する。
また、内蔵する人工知能(AI)によって、連動する電波妨害(ジャミング)装置に自動で合図を送り、レーダーや無線機を妨害させる。
受信機は数百km離れた電波発信装置を探知できる。
つまりブィリーナは電波妨害装置ではなく、電波妨害装置の効果を高めるAI搭載指揮システムである。
ある評価によれば、ブィリーナによって電波妨害装置の効果は最大50%向上するという。
電子戦は、この戦争で現在、最も重要な「戦線」だと言ってもいい。
小型の自爆ドローンは最も重要な兵器の1つになっており、それが目標に命中するかどうかは敵の電波妨害次第だからだ。
ウクライナ南部のドニプロ川左岸(東岸)でウクライナ海兵隊の小規模な部隊が狭い橋頭堡を保持できているのも、ウクライナ側の電波妨害作戦が功を奏しているからだ。
海兵隊側は一帯でドローンを飛ばせるが、ロシア側はドローンを飛ばせなくなっている。
また、ロシア軍がウクライナ東部の都市アウジーイウカを落とせていないのも、ロシア側の電波妨害作戦がうまくいっていないことによる面が大きい。
ウクライナ軍の守備隊はドローンを飛ばし、攻めてくるロシア軍部隊に群がらせている。
ロシア軍が昨年秋、徐々に実戦を想定したものになっていた数年間のテストを経て、ブィリーナを初めて実戦投入したのは当然の成り行きだった。
ブィリーナは「最適な電波妨害装置を選択し、敵の信号の妨害を容易にする」(ロシア政府)はずだった。
■ロシア軍は、妨害・防御する当の対象に兵器を破壊される失態が相次いでいる
だが、そのブィリーナの少なくとも1基がドローンによって発見・攻撃され、焼失した。場所はアウジーイウカのすぐ南に位置するドネツク市だったと伝えられる。
ブィリーナは旅団単位で配備されるシステムなので、ウクライナに投入されているのはおそらくほんの数基だろう。
対ドローン兵器がドローンによって破壊されるというのは皮肉だが、ウクライナの前線ではこうした皮肉な事態が相次いでいる。
ロシア軍の最も優れたGPS妨害装置の1つは、ウクライナ軍のGPS誘導爆弾によって破壊された。
ロシア軍の対ドローン電波妨害装置はドローンによって次々に破壊されている。
巡航ミサイルなどを迎撃するはずのロシア軍の防空基地は、ウクライナ軍の巡航ミサイルによって爆破された。
今月初めには、ロシア軍の最新のハイテク対砲兵レーダーがウクライナに配備されたとロシアメディアが報じてからわずか数時間後に、
ウクライナ南部でウクライナ軍の砲兵によって爆破されている。
ロシア軍はこの冬の攻勢で大きな犠牲を出しながら、たいした前進を遂げていない。
戦車をはじめとする戦闘車両は数百両、兵士は1万人以上失っている。
ロシア軍はそれだけでなく、レーダーや電波妨害装置、ブィリーナのような指揮統制システムなど、保有する最良で代替の難しい戦場支援兵器もどんどん失っている。
これらの損失の影響はすぐには表れないだろう。
だが、時間がたつにつれて、ロシア軍がウクライナ軍の大砲やミサイル、ドローンから防御することはますます難しくなり、
自軍の大砲やミサイル、ドローンを配備することもさらに難しくなっていくはずだ。
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引用元: ・【戦況】ロシア軍の最新兵器「AIドローンキラー」、ウクライナのドローンに破壊される [ごまカンパチ★]
今度の第三次世界大戦ではこの両国の兵士が最強だと思うよ
最新兵器も破壊して勝てそうだから金寄越せって事。
ショイグ「いやはや、なんとも…」
二人で頭抱えてそう
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