ミス日本グランプリに昨年日本国籍取得の椎野カロリーナさん「日本人として認められたという気持ち」

ミス日本コンテストは、「日本らしい美しさ」を磨き上げ、社会で活躍することを後押しする日本最高峰の美のコンテストだ。芸術・芸能の分野だけでなく医者や政治家、経営者、映画監督などさまざまな道で活躍する女性を輩出している。

数千人の応募者の中からミス日本グランプリに選出された椎野さんは、名前を読み上げられると1歩前へ進み、大粒の涙を見せた。

「夢のよう。人種の壁というものもあり、日本人として生きてはいますが、なかなか受け入れてもらえないことも多くあった中で、今回日本人として認められたという気持ち。感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びの気持ちを明かすと「これからも多様性や人を見た目で判断しない社会づくりに貢献していきたいと思っております」と決意表明した。

椎野さんはウクライナで生まれ、5歳で来日。昨年に日本国籍を取得した。元々永住権があったため帰化する必要は無かったというが「日本人だと思ってるのに、国籍がウクライナっていうところに違和感を感じていた」と明かす。さらに「永住権だと選挙権がないんです。日本国民として選挙権を得るためにも帰化をしました」と語った。

この日はミス日本「ミス着物」「みどりの女神」を安藤きらりさん（23）がW受賞、ミス日本「海の日」を有馬佳奈さん（22）、ミス日本「水の天使」は安井南さん（19）がそれぞれ受賞した。

東スポWEB2024年1月22日 16:02
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