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立体音響技術「ドルビーアトモス」に代わる、新たな代表的規格となり得るのでしょうか。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、SamsungはGoogleと共同で「IAMF(Immersive Audio Model and Formats)」と呼ばれる新しい立体音響技術を開発し、今年後半にも自社製品に展開するそうです。

これは世界最大級の技術展示会「CES 2024」で発表されたもの。

立体音響はドルビーアトモスやDTS:Xなどの規格に代表され、前後左右だけでなく頭上(垂直方向)からも音声出力を行い、対応するスピーカーやイヤホン、ヘッドホンを使うことで全方向から包み込むような没入感のある音響を体感できる技術。

また、スピーカーごとに音声を割り当てるのではなく音声自体に位置情報を持たせるため、再生するスピーカーや設置位置に合わせてリアルタイムに変換して再生できるというのも特徴です。

多くのテレビやサウンドバー、スマホなどが立体音響技術に対応していますが、利用するためにはライセンス料がかかります。

その点、新規格のIAMFはなんとオープンソースで、企業や個人にかかわらず無料で使えるとのこと。

さらに、現在Samsungは公式サイトでスマホやメタバース、ゲームなどのさまざまな分野に適用できるIAMFの改良版を開発中と説明しています。

現在Galaxyシリーズはドルビーアトモスに対応していますが、将来的に代わりとして採用することも十分に考えられるIAMF。

各メーカーが独自に改良し、スマホに最適化することもできるため、GalaxyにとどまらずAndroidスマホ全体の音響が底上げされる可能性もありそうです。

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